モロッコに旅行しようと考えているけど「おすすめの観光地はどこがあるの?」「マラケシュでおすすめのスポットを知りたいな」とお悩みではありませんか?
今回の記事は、モロッコ・マラケシュで絶対行ってほしい「マジョレル庭園」の魅力を写真付きで、また、お得なチケット情報もまとめました。こんなに美しい庭園を見たことがない、と感じるくらい素敵な場所なので、マラケシュ観光では絶対外せません!
今回の記事はこんなお悩みをお持ちの方におすすめ!
- マラケシュ観光でおすすめの場所を知りたい!
- マジョレル庭園ってどんなところ?
- マジョレル庭園は、なんで有名なの?
- イブ・サンローランあのサンローラン?!
モロッコの綺麗な青空の下に凛と佇むマジョレル庭園は、訪れる人を魅了し続けています。イヴ・サンローランが好きな方は、きっと彼がどんな風にモロッコからインスピレーションを受けていたのかを感じることができると思います。
欧州の観光客や日本人にも人気な場所で、アクセスも簡単なのでマラケシュへ行ったらぜひ行ってみてくださいね!
もし私がマラケシュに住んでいたら、毎朝この庭園に行ってお散歩をしたいです。
イブ・サンローランが愛した「マジョレル庭園」
マラケシュに行ったら、ぜひ行っていただきたいのが「マジョレル庭園(Jardin Majorelle)」です。マジョレル庭園の隣にはYSL美術館もあるため、「サンローラン庭園」とも呼ばれています。
そう、サンローランとはフランス出身のデザイナーで、世界的ファッションブランド「イヴ・サンローラン」の創業者です。
画家とデザイナーが作り上げた美しい庭園
1923年にフランス画家のジャック・マジョレル(Jacques Majorelle)が造園し、約100年もの間彼に愛されました。そして、1980年にイヴ・サンローランによって庭園とヴィラは買い取られ愛されました。
マジョレル庭園は、かつて城門にあったそうですが、現在は新市街の北東部にあります。
画家だったジャック・マジョレルですが、植物が大好きだったようで彼の愛した植物をコレクションとして並べようとして造園したのが「マジョレル庭園」なのです。イヴ・サンローランは、現在の庭園の形に改修しました。
画家とデザイナーの2人が作り上げた美しい庭園です。
マジョレル庭園には、イブ・サンローロンが愛した青のお家(ヴィラ)があります。サンローランカラーのブルーやオレンジ、イエローなど色彩豊かで、モロッコの綺麗な青空の下に生き生きと存在しています。
また、「マジョレルブルー」と言われる綺麗な深い青色がこの庭園ではメインカラーとして使われています。世界中から取り寄せられた植物やサボテン、竹などが植えられ美しい世界が広がっています。
イヴ・サンローランが愛したマラケシュ
2002年にイヴ・サンローランはファッション業界を引退しました。残りの人生は、後から作られた「オアシスのヴィラ(Villa Oasis)」で2008年まで過ごしました。
また、イヴ・サンローランがこのヴィラで眠っているため入ることはできません。
2017年には、マジョレル庭園の隣に「YSL美術館(Musée Yves Saint Laurent)」が建てられました。こちらは写真が撮れる場所が限られていますが、マジョレル庭園と合わせて行きたい素敵な場所です。
ここでしか見えない美しすぎる庭園
オンラインで購入したチケットを入り口で見せて、さあマジョレル庭園に入りましょう!エントランスから、素敵な噴水がお迎えしてくれます。マジョレル庭園は9,000㎡もの広大な土地にあり、モロッコの中でもミステリアスで魅力的な庭園です。
マラケシュはピンクシティとも言われていますが、土壁のピンク色とマジョレルブルーの青のコントラストが美しいです。
植物はモンステラなどのサトイモ科、大きなサボテン、竹林などが楽しめます。北アフリカらしいアラビアンな雰囲気です。
このような大きなサボテンは日本で見ることがことができないので、歩いているだけで楽しいです。マジョレル庭園はどこを切り取っても美しい場所です。
ポストカードはマジョレル庭園でもYSL美術館でも買える
マジョレル庭園の中には「Bookshop」があり、ここではポストカードが買えます。また、隣のYSL美術館でも同じポストカードが販売されています。もし、「YSL美術館は時間がなくて行かないよ」という方はここで買っても記念になるかと思います。
また、YSL美術館では衣装やデザイン画の展示のお部屋は撮影が禁止ですが、ポストカードで見ることができるのでおすすめです。
私は、可愛いなと思った衣装のポストカードをお土産に選びました。YSL美術館で買ったのですが、たった3枚でも紙袋に入れてくださって嬉しかったです。今でも記念にとってあります。
ベルベル美術館でベルベル人の歴史を学ぶ
マジョレル庭園の中にある「ベルベル美術館」は、モロッコ国王モハメド6世の元に2011年に開館しました。元々この建物は、ジャック・マジョレルのアトリエでした。ベルベル人とは、北アフリカで古くから暮らしている人々の事を言います。
サハラ砂漠のリーフ山(the Rif Mountains)から、ピエール・ベルジェ(Pierre Bergé)とイヴ・サンローランによって集められた600もの品々が展示されています。
また、ベルベル美術館を入るとすぐにベルベル人の歴史も展示があるので、ベルベル人の文化やアートを知りたい人には良い場所です。
名前 | THE MUSÉE PIERRE BERGÉ DES ARTS BERBÈRES(ベルベル美術館) |
営業時間 | 8:00-17:30 (ラストエントリー17:00) |
定休日 | ー |
入場料 | 50Dhs (約650円) モロッコ市民と住民は30Dhs モロッコ人の学生は10Dhs 海外の学生は20Dhs 12歳以下の子どもなどは入場無料 |
冊子 | 英語 フランス語 アラビア語 |
展示ガイド | 英語 フランス語 アラビア語 |
ブティックとカフェでゆったりとした時間を過ごす
マジョレル庭園の中には、小さなお洒落なブティックとカフェがあります。歩き疲れたら、庭園内にたくさんあるベンチで休んでもいいですし、素敵なカフェがあるのでカフェで一息ついてもいいのではないでしょうか。観光地の中にあるカフェですが、モロッコなのでお値段はそんなに高くはないです。
The Café Majorelleで優雅なひと時を楽しむ
ジャック・マジョレルが住んでいた頃の使用人が暮らしていた建物が、The Café Majorelle(カフェ・マジョレル)として使われています。この建物は、北アフリカのベルベル地方に見られる土づくりの建物からインスパイヤされています。
営業時間は庭園と同じで、ブレックファーストメニュー(モッロコ料理またはコンチネンタル)があります。また、軽いサラダや温かいお料理などのランチメニューもあります。
フルーツジュースやモロッコの伝統的なミントティーも楽しめます。
こんな素敵なカフェでモロッコの伝統的なミントティーを飲んだら優雅な1日を送れそうですよね。頼んでいる方がいて、店員さんが淹れている風景も素敵でした。
名前 | CAFÉ MAJORELLE(マジョレル カフェ) |
営業時間 | 8:00-18:00(ラストオーダー17:30) |
定休日 | ー |
info@jardinmajorelle.com | |
公式HP | https://www.jardinmajorelle.com/en/the-cafe-majorelle/ |
The Boutique (ブティック)
モロッコの伝統的な製品を扱うブティックは、モロッコのリッチで歴史ある文化とアマジー族とイスラム教の影響を受けて作られています。
こちらのブティックではハンドメイドの作品が取り扱われています。
名前 | The Boutique |
営業時間 | 8:00-18:00(ラストエントリー17:30) |
定休日 | ー |
info@jardinmajorelle.com |
入場料|オンラインチケットのみ
2023年1月よりオンラインチケットだけの販売になりました。(https://www.jardinmajorelle.com/wp-content/uploads/2023/01/FJM_Press-Release__online_tickets.pdf)
以前までは、オンラインでも買えたし当日チケットカウンターでも購入ができました。オンラインチケットの購入の仕方はこちらの記事をご覧ください。写真付きでまとめていますので、ご活用ください。
チケットタイプは4種類です。チケット購入はこちらから(英語またはフランス語のみ)
- Jardin Majorelle(マジョレル庭園のみ)
- 大人:150DH(約2,000円)
- 留学生・10歳以上の子ども:75DH(約980円)
- 10歳以下の子どもなど:0DH
- Museé YVES SAINT LAURENT(YSL美術館のみ)
- 大人:130DH(約1,700円)
- 留学生・10歳以上の子ども:0DH
- 10歳以下の子どもなど:0DH
- Jardin Majorelle+ Pierre Bergé Museum of Berber Arts(マジョレル庭園+ベルベル美術館)
- 大人:200DH(約2,600円)
- 留学生・10歳以上のこども:100DH(約1300円)
- 10歳以下の子どもなど:0DH
- Combined ticket(マジョレル庭園+YSL美術館+ベルベル美術館)
- 大人:300DH(約3,900円)
- 留学生・10歳以上の子ども:150DH(約2,000円)
- 10歳以下の子どもなど:0DH
マジョレル庭園とYSL美術館どちらから行っても大丈夫です。また、マジョレル庭園とYSL美術館セットのお得なチケットはないです。
どちらも行くよという方はJardin MajorelleとMuseé YVES SAINT LAURENTのチケットの2枚、大人280DH(約3,700円)を買うか、ベルベル美術館も含まれるCombined ticketを1枚、大人300DH(約3,900円)です。
私は、マジョレル庭園とYSL美術館に両方とも行きたかったのでCombined ticketを購入しました。ベルベル美術館への入場も含まれておりますが、たぶん中は撮影禁止だったので見た記憶がありません。なので、別々に購入しても良いかもしれません。
2枚買うのがめんどくさいと言う方は約200円の差ですがCombined ticketでも良いのかなと個人的に思います。(オンラインは英語かフランス語のため)
基本情報
マジョレル庭園は、マラケシュの中心部にあります。
フナ広場から歩いて33分くらい。バスも何本か通っているようです。車だと約9分なのでタクシーを利用しても良いかもしれません。
名前 | Jardin Majorelle(マジョレル庭園) |
住所 | Rue Yves St Laurent, Marrakech 40090 モロッコ |
営業日 | 8:00-18:00 |
定休日 | ー |
公式HP | http://www.jardinmajorelle.com/ |
まとめ
イヴ・サンローランが愛した「マジョレル庭園」は、マジョレルブルーと言われる深く美しい青色や黄色、ピンクなど様々な色で溢れる唯一無二の庭園です。
マジョレル庭園を作ったフランス画家のジャック・マジョレルとこの庭園を受け継いだファッションデザイナーのイヴ・サンローラン。感性豊かな2人によって作り上げられた庭園で、癒されてください。
モロッコ・マラケシュに旅行しに来るのならこの場所は外せません。とても人気な観光地ですが、人気なわけが分かります。人が比較的少ない午前中を狙って、ぜひゆっくり庭園を歩いてくださいね。
また、隣にはYSL美術館もあるのでアートの1日にしても楽しいですね。
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