カザフスタンからキルギスまで行きたいんだけど、何でどうやって行くのがいいのかな?
チケットの買い方も分からない!
今回はこんな疑問に答えるため、私が2023年6月に旅したカザフスタンの旧首都アルマトイからキルギスの首都ビシュケクまでの行き方・所要時間・料金をまとめました。
旧ソ連の名残を感じることができるカザフスタンのアルマトイから、今ノマドワーカーに人気を高めつつあるキルギスの首都ビシュケク。同じ中央アジアでも違った魅力があるので、中央アジアへ行く機会のある方はぜひ回って欲しい国々です。
また、アルマトイからビシュケクまでのバスで行くルートは現地の人も利用するので、難しく思わずチャレンジしてみて欲しいです。
この記事は以下のような人におすすめ!
- 中央アジアを旅したい方
- カザフスタンからキルギスまで行きたい方
- なるべく交通費を抑えて旅をしたい方
- 中央アジアを陸路で旅したい方
今回ご紹介するのは「バスでの行き方」です。飛行機を利用するよりも何倍もお得に旅ができるのでおすすめです。写真付きで解説しますので、「英語が話せない!」「ロシア語が分からない!」なんて方も大丈夫!
チケット購入に必要なのは3つだけ!
- パスポート
- 現金
- メモ用紙(通じない場合に備えて)
クレジットカードも使用できるようなんですが、使えない場合が多そうなので現金で用意しておくのがベストです。
YouTubeではvlogとして動画を載せていますので、雰囲気を行く前に知りたいという方はぜひそちらもチェックしてくださいね。
チケットはバスターミナルで購入
チケットは、当日または前日までにバスターミナルで購入します。人気のルートなので、早めの購入をお勧めします。
バスターミナルはアルマトイ中心地から北西に位置する「アフトヴァグザール・サイラン」です。ここまで、地下鉄の駅からは遠いのでタクシーまたはバスで行くのがいいです。
バスについては、Googleマップで検索すると出てくるのでとても便利です。タクシーの場合は、「サイラン」と伝えるかここの場所を写真で見せればすぐに分かります。
チケットカウンターは右奥
バスターミナルに着いたら、右側の入り口から入ります。(左から入っても大丈夫ですが、右側の扉が一番便利。)
右側の奥にチケットカウンターがあり、そこでビシュケク行きのチケットを購入します。カウンターの方は英語話せません。中央アジアの多くの方はロシア語を話すので、簡単なロシア語は覚えて行くといいかもしれません。
ということで通じるのか心配だったので、事前にロシア語に翻訳したメモを用意しておきました。
今回、チケット買うときに使える画像を作成しました。片道または往復、時間は丸を書いて利用してください。
バスは「8時、10時、12時」の3便です。この中から選んで、パスポートを見せてお金を払えば完了です!
レシートがチケットになるので、バスに乗るまで絶対に無くさないようにしてくださいね。(私の時は、チェックがありませんでしたが笑)
チケット代は2700テンゲ
2700テンゲ(約¥900)このうち、50テンゲは荷物代だそうです。
VISAのマークがあるのにクレジットカードは使えなかったので、現金を用意しておきましょう。
こちらの方が書く数字が日本人の書く数字と違いすぎて困りました。携帯か電卓に数字を打つなど金額や時間を間違えないようにするのがいいと思います。
食料は街中で購入しておくのがベスト
バスターミナルの中には、「Luggage Starage」荷物を預けられる場所や食堂もありました。また、使用してはいませんが、ATMが数台ありました。
バスターミナル内に売店は無かったので、事前に街中で飲み物や食料を持って行くのがいいです。
また、途中のトイレ休憩などで小銭が必要ですので、小銭をポケットに入れておきましょう。テンゲでもキルギスの通貨キルギス・ソムどちらでも大丈夫です。
ビシュケクまで約4〜5時間
レシートタイプのチケットを持って、チケットカウンターの奥に進むとバス乗り場になります。
2番乗り場が、ビシュケク行きです。時間になると多くの乗客がウロウロし始めますので、それに合わせてバスに乗り込みましょう。
私は不安だったので、2、3人に「ビシュケク?」と聞いて同じバスに乗ることを確認してから乗りました。
大きな荷物は、バスの下に入れます。貴重品や食料品、万が一寒いなんてこともあるのでカーディガンを持ってバスに乗り込みましょう!
レシートの下の方に、番号があって画像の赤丸で囲ってある数字が多分、座席番号です。
分からなかったら、周りの人にレシートを見せながら聞いてみてください。
英語を話したところで通じないので、日本語でもいいから言葉を発して教えてもらいましょう!
国境を越えるので、ナンバープレートは必ず写真で撮る!
国境を越える時、荷物を全て持って一度バスを降ります。その時に、どのバスで来たか分からなくならないようにバスの写真を撮っておくのが大事です!
自分が乗るバスのナンバープレートや乗客、運転手の顔を覚えましょう!
覚えるのが苦手な方は写真を撮っておくのがポイント!
トイレ休憩は1回
出発して1時間半くらいで約20分くらいの休憩がありました。ちょうどアルマトイからビシュケクまで半分くらいの場所でした。(この時はmaps.meのGPSで場所確認していました)
トイレを使用するのに50テンゲ必要です。小銭を用意しておきましょう。
また、こちらではトイレ代を払うとトイレットペーパーも少しくれます。くれない場所がほとんどだと思って、ティッシュやトイレットペーパーなどは用意しておくほうが安心です。
出発する時、運転手がクラクション鳴らしていました。「何時まで休憩ね」なんて言ってくれるわけでもないので、運転手の顔を覚えたり、バスが見える場所にいるのが良いです。
国境でパスポートコントロールを受ける
そしてカザフスタンのアルマトイから国境の街コルダイに着いたら、「全部の荷物」を持って国境審査を受けます。バスの中に物を置かないようにしてくださいね。
まずは、カザフスタンを出国します。日本のパスポートを持っている私は、パスポートの名前と顔をチェックされるくらいですぐにパスできました。(有難い)
そして、また少し歩いて今度はキルギスの入国審査です。空港のようにたくさんレーンがないですが、人も多くないのですぐに自分の番が回ってきます。
「何日滞在するの?」「ホテルはどこに泊まるの?」など何も聞かれることなく、パスポートにスタンプが押されました。(感謝)
空路と陸路ではスタンプのデザインが違うので、ぜひチェックしてみてくださいね。
※建物を出るとすぐに「タクシー」「SIMカード」と言う声が聞こえてきますが無視してください。「No!」など反応をしなくて大丈夫です。結構しつこいです。
入国審査が終わって、建物を出たら今度はバスを待ちます。
バスの運転手も私たちと一緒にこの作業をします。そこからバスを動かすので、バスが来るまでに時間がかかります。
「どこでバスを待てば良いのか問題」があります。分からないので、バスの乗客の顔を覚えることが重要になります。
少し歩くと、スーツケースなど大きな荷物を持っている人達が集まっているのでそこで待ちます。
バスを待っている時間に他の方と話して時間を潰すなりしましょう。
と言うことで無事、陸路で国境を通過しました!!(拍手)
キルギスのバスターミナルに到着!
キルギスのバスターミナル「ザーパドニ・アフトヴァグザール」に到着です。大体4~5時間かかります。
国境通過に時間がかかるので、人が多くない時間帯であればすんなり着きます。
バスターミナルは、街の中心から北西に位置しています。宿までは、バスやキルギスならではの公共交通機関「マシュルートカ」、タクシーを使って移動しましょう!
このバスターミナル内に両替所が何軒かあるので、レートがいい所を探して少額両替して街中に行きましょう!
お疲れ様でした〜〜!
まとめ
以上が、カザフスタンの旧首都アルマトイからキルギスの首都ビシュケクまでのバスでの行き方でした。とても安く移動でき、キルギスも日本のパスポートを持っている方で、観光目的であればビザ無しで行けます。
日本から直行便がないからこそ、バスで国境を越えるのも楽しいです。
ぜひ中央アジアに行かれる方は、陸路での旅も楽しんでください!
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