大型連休を利用して、海外旅行へ行こうと考えている方は多いのではないでしょうか。日本人に馴染みが無いけれど、物価が日本と比べて安い中央アジアへの旅行がおすすめです。
中央アジアは、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタンの5カ国を指します。その中でも一番大きな面積を持つのが「カザフスタン」です。
今回ご紹介する旧首都のアルマトイ(現在の首都はアスタナ)は緑が多く、市内から見る天山山脈がとても綺麗な場所です。
また、旧ソ連の名残を感じることができるので、歴史好きな人も楽しめる街です。観光名所や教会など多彩なスポットが多数あります。
今回の記事では、カザフスタン・アルマトイのおすすめ観光スポット5ヶ所をご紹介します。
この記事は以下のような人におすすめ!
- カザフスタンってどんな国?
- アルマトイでおすすめの観光地を知りたい
- 定番の観光地を知りたい!
ヨーロッパや東南アジア諸国では味わえない、中央アジア「カザフスタン」の魅力をお届け!
ぜひ、海外旅行のプラン立ての参考にしてみてくださいね!
カザフスタンは日本のパスポートを所持している方ならば、30日以内の観光目的の滞在はビザが不要です。今回の記事を読んで、カザフスタンのアルマトイに少しでも興味を持っていただけると嬉しいです!
カザフスタン・アルマトイは「南の首都」
カザフスタン・アルマトイは、現在の首都アスタナに遷都する前の旧首都でした。現在は、経済、化学、文化、歴史、産業の中心として多くの人が住んでいるため、「南の首都」とも呼ばれます。
ちなみに、首都がアスタナになったのは1929年から1997年12月までの間です。アスタナはカザフ語で「首都」を意味します。
カザフスタン共和国は中央アジアに位置し、日本の約7倍の面積です。ロシア、中国、キルギス、ウズベキスタン、トルクメニスタンの5カ国と国境を接しています。
カザフ語を話す人は少数で多くの国民はロシア語を話します。イスラム教が7割、ロシア正教会が約3割を占めています。
また、アルマトイはカザフ語で「リンゴの里」という意味です。リンゴの街として有名なので、アルマトイ観光に来た際は、ぜひバザールでリンゴを買ってみるのも良いかも知れないですね。
と言うことで、アルマトイ観光でぜひ行ってほしいスポットをご紹介します!
1.アルマトイ セントラル モスク
アルマトイ セントラル モスク(Almaty Central Mosque)は、「28人のパンフィロフ戦士公園」から北側に進んでいくと見える、金色のドームが特徴的な大きなモスクです。
モスクの入り口扉から見える大きなシャンデリアが美しかったです。中には入れませんが、外観だけでも十分見応えのある建築物です。
どんな造りで、どんな装飾がされているのか気になるところです。
今日はショーパンに半袖、髪の毛を覆うスカーフも持っていなかったので、もし入れてもこの服装では行けませんね。
モスクに入るのに気をつけたいことは
- スカーフを持っていく(女性のみ)
- 半袖半ズボンでは行かない
歴史
アルマトイ セントラル モスクは、アルマトイで一番大きなモスクです。
7000人の礼拝者のために設計されたこのモスクは、1890年に建てられ、1987年に火災にあった旧タタール・モスク(Tater Mosque)の跡地に建てられました。
金色に光り輝く大きなドームは2000年に作られ、モスクの直径は20メートル、高さ36メートル。
建物の正面玄関はペシュタク(peshtak)の形にデザインされています。このペシュタクと言うのは中央アジアのモスクで出てくる建築用語のようです。(詳しい方いましたら教えてください)
2001年にこのモスクは、アルマトイ市の歴史的および文化的重要建造物の国家リストに登録されました。
その記念碑↓
2.グリーンバザール
中央アジアでは大きな市場のことを「バザール(Bazaar)」と言います。そして、アルマトイで1番大きいのが「Green Bazaar(グリーンバザール)」です。
外観は、倉庫か工場のような質素な見た目(中央アジアではソ連時代の建物が多く残っています)なので、この建物の中にバザールがあるなんて想像もできません。そんな驚きもあるのが、中央アジアですね。
ここでは、野菜や果物だけでなく、乳製品や肉、香辛料など色々な食品が手に入ります。
種類によって売り場が決まっているので、分かりやすいですね。バザールは量り売りをしているので、好きな量を買うことができます。
試食もさせてもらえるので、いろいろ試してみるのが楽しいです!
中央2階には、カフェと食堂があります。ランチやコーヒーを飲んで休憩するのに良いですね。
こちらは、乳製品を扱っているお店です。
コロコロ丸い形の食べ物が気になります。ウズベキスタンで似たようなものを食べました。塩辛いチーズでカリッと噛んで食べるものでした。ビールのおつまみとして食べましたが塩辛すぎました笑
月曜日はバザールがやっていませんので、お気をつけください。
カザフスタンのスーパーマーケット「Magnum」
カザフスタンにはバザールだけでなく、スーパーマーケットもあります。
「Magnum(マグナン)」がスーパーの名前です。「Express(エクスプレス)」と書かれている場合は、取り扱う商品が多いのだと思います。
カザフスタンのお土産で有名なのがこの板チョコレート。
旗を描いた国旗カラーの板チョコは現地のチョコレートメーカー、ラハット(Рахат)社のものです。70年以上も歴史のあるメーカーです。
味はミルクチョコで、日本人が買うお土産としても人気の商品です。
大きさは様々で、この板チョコの4分の1サイズもあったので配るのにもおすすです。
また、カザフスタンはバザールやスーパーだけでなくコンビニのような小さなマートもあるので、ふらっとジュースやお菓子を買うのにも困らないのが良いポイントです。
3.ゼンコフ正教会
世界第2位の高さを誇るのが「ゼンコフ正教会(Zenkov’s Cathedral)」です。28人のパンフィロフ戦士公園内にあり、1904年から1906年に建てられました。
高さ56mの木造建築のロシア正教会は、1887年にあった地震で多くの石造の建物が崩壊したため、1889年の法規制により公共の建物は木製で建てる必要がありました。
1911年の大地震でも倒壊しなかったとしても有名です。釘を一本も使用していないと言われています。
正教会の名前の「ゼンコフ」は建築家の名前で、ロシア正教特有の玉ねぎ屋根とカラフルな見た目が可愛い教会です。
こんなにカラフルな教会は、ヨーロッパや他のアジアの国でも見ることが出来ないので興味深いです!
まずは、外観を楽しんでから教会の中に入ってみましょう!中では信者の方もいらっしゃいますので、静かに見学しましょう。
内部まで豪華絢爛
内部に入ると外観からでは考えられないほど豪華な装飾が施されています。
教会と言うと身廊と言われる通路があって信者の方がミサで使うベンチがあって、とイメージしますが、正教会は教会の中の作りが異なります。
主に東方正教会で用いられるイコンと言われるイエスキリストなど聖書の出来事を書いた板絵を見ることができます。
そして、イコノスタシスと言われる内陣と信者が祈祷する場所を隔てるための壁も見ることができます。
こちらは聖母マリアのイコン。神の母といい、キリスト教の用語でイエス・キリストの母マリア(聖母マリア)に対する称号です。日本の正教会では生神女(しょうしんじょ)と言うそうです。
左側の壁がイコノスタシスです。絵画がカラフルですね。
大きなシャンデリアが2、3個あり金がたくさん使われ、すごく豪華なことがわかります。豪華絢爛。
お金をかけて立派な教会を建てるのが正教会の役目なのかもしれません。
正教会とは、ローマ・カトリック、プロテスタントと並ぶ3大キリスト教の教派のひとつです。東方正教会といったり、ギリシャ正教会・ロシア正教会のように呼ばれます。
正教会の特徴は聖俗一致、霊肉一致、政教一致が特徴です。
28人のパシフィロフ戦士公園
28人のパシフィロフ戦士公園の公園内には、公園の名前の由来になった将軍や兵士たちの像があります。
また、第二次世界大戦で命を落とした人々の慰霊のための「永遠の火」があります。隊員の28人がアルマトイ出身だったためこのような公園が作られたそうです。
カザフ民族楽器博物館
カザフの民族楽器と、それに関連した世界の民族楽器が展示されていいる「カザフ民族楽器博物館」(Kazakh Folk Instrument Museum)があります。
駅舎のような建物で、ロシア風木造建築です。1908年に建てられ、1981年に現在の博物館になりました。
カザフスタンで伝統的な楽器である「ドンブラ」もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
住所 | Zenkov St 24, Almaty 050000 カザフスタン |
アクセス | 28人のパシフィロフ戦士公園内 |
公式HP | https://yqlasmusmuseum.kz/en |
営業時間 | 10:00-19:00 |
4.アルマトイ地下鉄
2011年に開業したアルマトイ地下鉄は全部で11駅あります。一線しかありませんので、地下鉄に乗るのはすごく簡単です。
中央アジアの地下鉄は、ソ連時代に作られたものなのでホームの装飾が豪華で、しっかりとした作りなのが特徴。観光スポットとして見ておきたい場所です!
- Raiymbek Batyr
- Jibek Joly ジュベクジョリ
- Almaly アルマリ
- Abay アベイ
- Baikonur バイニコル
- Auezov Theater チアトル・イメニ・ムフタラ・アウエゾヴァ
- Alatau
- Sairan サイラン
- Moskva モスクワ
- Saryarqa サリヤルカ
- Bauyrjan Momyşūly
地下鉄のホームが美術館のよう
アルマトイでおすすめのホームが、「 Театр имени Мухтара Ауэзова(Auezov Theater チアトル・イメニ・ムフタラ・アウエゾヴァ)」です。
この写真の方、多分有名な方です。英語で案内している人が何か説明をしていたのですが、遠くて聞こえず、調べても分かりませんでした。ご存知の方いれば、ぜひ教えてください!
ホームの床がツルツルピカピカで、豪華。地下鉄にシャンデリアとは、豪邸か!笑
一方こちらのBaikonur(バイニコル)駅は、綺麗でシンプルな印象。日本のように点字ブロックがありますね。結構珍しいように感じますが、他の国にもあるのかな?
電車を待つ間は、ホームの真ん中にあるベンチで座って待ちます。時刻表はないので、電車が来たら乗るというスタイルです。
ホームは典型的なソ連時代のものです。ですが、開業は2011年と近年のことです。建設が始まったのは、ソ連時代で、その後ずっと工事が進みませんでした。(ソ連解体は1991年のことです。)
各駅のホームはそれぞれデザインが違うので、一駅ずつ降りてホームのデザインを楽しむのがおすすめです。
一律80テンゲ(約25円)と、とてもリーズナブルなのでアルマトイ観光で活用してくださいね。
私が訪れた2023年6月では、毎日35度越えの猛暑日が続いていたので地下がとても涼しく、避暑地となりました。
アルマトイの地下鉄はなんと1線しかないので、とても簡単。
あと、ロシア語やカザフ語が分からなくても文字を記号のように見ると降りたい駅の名前も読めます。(読めている気がするだけですが笑)
地下鉄で1番難しいのが、電車に乗って次の駅についてもアナウンスの言葉がわからないのと、駅名がわかりづらいということです。
もし時間があるのであれば、各駅で降りて写真を撮るのも楽しいかもしれません。
5.天山山脈
空港から市内バスに乗って市内へ向かうと、美しい天山山脈が左側に見えます。山脈というだけ南一帯を見ると、この白い雪が積もった綺麗な景色が楽しめます。
気温が35度を超えるのに白い雪を被った山が見えるなんて、頭がバグを起こしそうです。(笑)
アルマアタタワー
アルマアタタワー(Almaty Television Tower)は、コクトベ(Kok Tobe)山にある電波塔です。
371.5メートルもあり、アルマトイのどこからでも見えます。
ロープウェイでコクトベの展望台まで登って公園を奥まで進んで行くと近くで見ることが出来ますが、現在は登れないそうです。
市内バスは一律150テンゲ
アルマトイ観光では、地下鉄や市内バスを効率よく使って移動するのがおすすめ。
市内バスは現金払いだと150テンゲ(約46円)で、交通カード(Onay Card)で支払うと80テンゲで利用できます。
現金で払う場合は、乗車したらドライバーにお金を渡します。先払い制です。
交通カードで支払う場合は、カードリーダーがどこの扉でもあります。乗る降りるは好きな場所で大丈夫です。
バスはクーラーがついていなく、天井の扉や横の窓が開いていました。
まとめ
カザフスタン・アルマトイでおすすめの観光スポット5ヶ所をご紹介しました。アルマトイには、観光スポットや教会など訪れる人を魅了するスポットがたくさんあります。
アルマトイは、ヨーロッパや東南アジアなど他の大陸と違う「中央アジア」の色が濃く反映されている街の一つです。
現在でもソ連時代に作られた建物がたくさん残り、使われ、人々の生活に欠かせないものになっている様子は興味深いです。
ぜひアルマトイに行ったら街の景色を楽しみ、バザールに行って地元の人の暮らしぶりを垣間見てみてくださいね。
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