熱海旅行に行こうと思っているけれど「食べ歩きじゃない観光無いかな?」「温泉街らしい観光がしたいな」とお悩みではありませんか?
2025年1月25日に熱海観光を日帰りで行ってきました。そのときに現地で知った「熱海七湯」についてご紹介します。
ホテルの朝食がビュッフェでお腹いっぱい食べてしまい「食べ歩きじゃない温泉街らしい観光がしたい」と思い「熱海七湯」を見つけました。
今回の記事はこんなお悩みをお持ちの方におすすめ!
- 温泉街らしい観光がしたいな!
- 熱海市の歴史が知りたい!
- 街歩きを楽しみたい
- 食べ歩きじゃない観光がしたい
- 熱海観光あまり時間が無い!
街歩きが大好きなので、街歩きをしながら温泉街らしい観光をしたい方には「熱海七湯めぐり」とてもおすすめです!
熱海七湯めぐりと銀座商店街をゆっくり回って2時間くらいで楽しめました。(朝食食べてチェックアウト11時までに観光をしなければいけなかったからです(笑))
熱海七湯は営業時間などないので、好きな時間に観光が出来ますよ!
YouTubeでは動画でも熱海七湯めぐりの様子を載せています!是非合わせてご覧ください!!
熱海七湯とは
熱海七湯とは静岡県熱海市に7か所ある7つの源泉のことです。この7つの源泉を巡ることを「熱海七湯めぐり」といいます。
- 大湯
- 小沢の湯
- 野中の湯
- 清左衛門の湯
- 風呂の湯・水の湯
- 佐次郎の湯・目の湯
- 河原湯
熱海七湯は「これ!」と分かりやすく看板がついていて、それぞれの源泉がどのように使われてきたのか説明もあります。歴史を知りたい人にもおすすめの観光スポットです。
熱海駅から南側に位置する銀座商店街付近に熱海七湯は集まっているので、7つ巡るのも簡単!
7つと聞くと多い気がしますが、それぞれの源泉は近くに位置しているので短時間でもめぐることが出来ます!
熱海市の街を楽しみながら、熱海七湯をめぐるのがおすすめです!
熱海押印帳
すべてのスポットにスタンプがあるので、熱海市の公式サイトより「七湯押印帳」を印刷して巡るとさらに楽しいですよ!
七湯押印帳にも各スポットの説明が書かれています。また、熱海散策コースも載っているので熱海初めての方でもこの紙をもっていれば楽しめます!
熱海散策コース
- 浪漫への出発コース
- 文学と名勝へのいざないコース
- 名刹と湯けむりコース
- 梅香る芸術と出逢いコース
- 熱海ロマン散策コース
- 湯けむりウォッチングコース
- お寺巡りコース
- 草燃ゆるコース
熱海七湯 大湯間歇泉
最初に訪れたのは「大湯間歇泉」です。
大湯は「古来からの間歇泉で世界でも有数な自噴泉でありました。『大湯』の噴出は昼夜6回で、湯と蒸気を交互に激しい勢いで噴出し。地面が揺れるようであったといいます。
明治中頃から次第に噴出回数は減少し末ごろには止まってしまいましたが、関東大震災のとき再び噴出しました。
しかし、その後も噴出回数は減少しつづけ、昭和のはじめついに止まってしまいました。
昭和37年に人工的に噴出する間歇泉として整備され、市の文化財として保存し現在に至っています。」
熱海市の七湯押印帳より
昔は自然に噴出していたけど今は人工的に噴出させているそうです!
世界の三大間歇泉の一つとしてこの熱海七湯の大湯があります。
他にアメリカ・イエローストーン公園内オールドフェイスフル、アイスランド・グレートガイザーがああります。
熱海七湯だということが分かるように各湯にはこのように看板が立っています!
そして、看板の右側にはスタンプが収納されています。小さな台も用意されているのでここでスタンプを集めましょう!
オールコック滞在記念碑とトビーの墓碑
初代英国公使ラザフォード・オールコックの熱海滞在記念碑と、大湯の熱湯で大やけどを負って天国へと行ってしまった愛犬トビーの墓もこちらにあります。
オールコックは外国人として初めて富士登山をしその帰路で熱海に立ち寄って2週間ほど滞在したそうです。
仏様もいました。
5分毎に人工的に噴出するので近くに寄りすぎないよう注意してくださいね!
説明書きも何も読んでいないときに噴出したので、大きな音と水しぶきにとても驚きました(笑)
市外電話創始の地
さらにこの場所には「市外電話創始の地」でもあります。
国内初の温泉療養施設「噏滊館」(きゅうきかん)と東京木挽町の東京電信局との間で、明治22年1月1日、初の公衆向け市外電話が行なわれています。
「噏滊館」は、明治18年に開設された内務省の施設です。
レトロな公衆電話ボックスがあるなとおもったら、この場所は「市外電話創始の地」でした!
熱海七湯めぐりをしていると温泉だけではなく熱海に関する歴史を知ることが出来るので楽しいです♪
熱海七湯 小沢の湯
次に訪れたのが「小沢の湯」(おさわのゆ)で、平左衛門の湯とも言われていました。
「沢口弥左衛門、藤井文次郎、米倉三左衛門の庭の湯を『平左衛門の湯』と称していました。
また、土地の人は小沢にあったので『小沢の湯』とも称していました。『清左衛門の湯』と同様、人が大きな声で呼べば大いに湧き、小さな声で呼べば小さく湧き出たといわれています。」
なんとここでは温泉の蒸気で「温泉卵」が自分で作れます!
向かいの酒屋さん(水曜定休)で卵を購入することが出来ます。
お店が開いていないときは、近くのファミマかマックスバリューエクスプレスがあるのでそこで購入することが出来ます。
寒い時期だと15分だと緩いので気長にゆっくりと温めるのが良いそうです!
熱海七湯 野中の湯
小沢の湯から約3分歩くと「野中の湯」があります。
「野中山のふもとの、このあたりのを野中といいます。
この辺一帯は、泥の中に湯がブクブク沸いて、杖で突くと湧き出したと言われています。
またこのあたりの土は丹(赤色の土)のようで、壁を塗る材料にしました。
江戸時代までは、この『野中の湯』は湧き出るところが浅かったので、あまり入浴には利用されなかったようで、そのため、湯をためる湯枡を設けなかったといわれています。」
野中の湯は、「中銀ライフケア咲美」というお家の入り口にあります。
湯けむりがもくもくしているので見つけやすいと思います。
熱海七湯 清左衛門の湯
野中の湯から約5分ほど歩くと「清左衛門の湯」に着きます。
ここは、細い階段を下っていくので他の七湯よりも分かりにくい場所にあります。
古屋旅館さんの真向かいにあります。
「昔、農民の清左衛門という者が馬を走らせて、この湯壺に落ちて焼け〇だので、その名がついたといいます。
明治までは、昼夜常に湧き出て耐えることはありませんでした。
人が大きな声で『清左衛門ぬるし』と呼べば大いに湧き、小さな声で呼べば小さく湧き出たと言われています。」
現在は湯けむりを上げる施設として温泉の風情が感じられるようになっているそうです。
残念ながら、私が行ったときは湯けむりを見ることが出来ず静かでした。
熱海七湯 風呂の湯・水の湯
清左衛門の湯から約2分歩くと「風呂の湯・水の湯」があります。
清左衛門の湯の横の坂を上がっていくと近道です。途中熱海市の街風景も見ることができ、好きな道です。
「『風呂の湯』は、昔の坂町高砂屋の庭から湧き出てていました。
今の福島屋旅館の西側です。
この湯は外傷に良いといわれ、また、湯気の吹き出しが盛んで饅頭を蒸したり、酒を温めたりして販売していました。
『風呂の湯』の傍ら1.5メートルほど東のところに塩分のない温泉が湧き出ていました。
明治11年、大内青巒(おおうちせいらん)の熱海史詩には、淡泊無味常水をあたためるもののごとし、故に『水の湯』と名づくと記されています。」
ここのお湯は冬場で「温かいな~」と感じる温度でした!
熱海七湯 佐治郎の湯・目の湯
そして次に向かったのは「佐次郎の湯・目の湯」です。
銀座商店街の中にあります。
銀座商店街では食べ歩きも楽しめ、大きな抹茶クレープで有名な「熱海さとり本店」もこちらの通りにあります。
また、「CHABAKKA TEA PARKS熱海店」ではビールサーバーからお茶が提供され、全国のお茶所から厳選したこだわりのセレクトショップです。
「佐次郎という者の邸内にあったことから、『佐次郎の湯』といわれていました。また、この源泉は明治のころは上杉助七という者の邸内にあり、のち新かど旅館の所有になったので『新かどの湯』とも言われました。
この湯は火傷にも良いが眼病にもよく効くといわれ、別名を『目の湯』とも言いました。」
現在は、効能が無いので目を洗わないように注意してくださいね!
ちなみにスタンプはこんな感じのデザインです。場所によって色も違いました。
ぜひ熱海七湯を巡ってどんなスタンプなのか楽しんでくださいね~~~!!
熱海七湯 河原湯
佐次郎の湯・目の湯から歩いて約3分で「河原湯」に着きます。
私が行った2025年1月25日の時点で修繕をしていたので中身を見ることが出来ませんでした。
他の七湯も綺麗に修繕されている場所があったのでここもどのように変わるのか楽しみですね!!
ちなみにここのお湯は高温で漁師や農民の方が使用していたそうです。
「このあたりを東浜といい、道もなく石のごろごろした河原で、温泉が絶えず豊富に湧き出ていて村人の入浴場でした。
湯治客は大湯の源泉が主に使われ、ほかの源泉も限られた家のみが使用するお湯で、熱海村の農民や漁師や近卿の人達が自由に入浴できるのは、この『河原湯』だけでした。
寛文6年(1666年)小田原城主稲葉美濃守が、村人のために浴室を設けてその屋根瓦葺としたため『瓦湯』と称したとも言われています。
この湯は神経通やリューマチなどに効能があり塩分が多く、人が入ると透明な湯が白く濁るほどであったといいます。」
あわせて巡りたい糸川遊歩道の「熱海桜」
銀座商店街の近く、来宮神社から熱海サンビーチに抜ける通り道が糸川遊歩道です。
ここでは、1月下旬から2月中旬ぐらいまで早咲きの「熱海桜」を見ることが出来ます。
ちょうど今、満開になっていると思います!
地元の方によると毎年1月15日から熱海桜祭りが開催されていますが毎年桜が咲くのが遅くなっているようです。
見ごろは2月上旬かなと思います!
私が行った1月25日では、まだまだ咲き始めで。これからだったのでぜひ熱海桜を見に行こうと思っている方は時期の参考にしてくださいね。
熱海桜は開花が1か月と他の桜と比べて長いのもポイントです。
熱海シーサイド スパ&リゾートに泊ったよ!
今回熱海で泊まったホテルは「熱海シーサイド スパ&リゾート」です。
熱海サンビーチが目の前なのと銀座商店街もすぐに行ける距離にあるホテルです!
大浴場があり、全部屋から朝日を見ることができます。
エレベーター前に、日の出の時間を教えてくれるボードがあるので早起きして朝日を楽しむのもおすすめ!
そのあとに大浴場へ行って朝風呂なんて言うのも素敵です♡
またこちらのホテルのレビューは違う記事でしますね!
ホテル予約はエクスペディア
まとめ
熱海七湯めぐりは1時間ほどあれば全てまわれます。2時間あればゆっくり各七湯を楽しめるかな。
私は、8時にホテルの朝食を食べて9時に七湯めぐりをスタートし11時のチェックインまで観光をしました。
七湯めぐりは人が少ない朝の時間でも楽しめるので、人混みが苦手だよという方にもおすすめの観光スポットです。
午後も時間があるよ!という方は、銀座商店街や熱海駅までの熱海仲見世通り商店街で食べ歩きをしても楽しいです♪熱海サンビーチもすぐなのでまだまだ楽しめます!
温泉街らしい楽しみ方を探している方には「熱海七湯めぐり」はとってもおすすめです!
ぜひ参考にしてくださいね!
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