エジプトでピラミットを見るために首都のカイロに来たけれど「首都のカイロってどんな街?」「エジプトに来たから本物のツタンカーメンが見たい!」とお悩みではありませんか?
今回の記事では、2023年にエジプトの首都カイロに1週間滞在し、エジプト考古学博物館へ行ってきたのでご紹介します!展示物の説明や歴史についても追記していきますので、何度も見返してくださいね!
この記事は以下のような人におすすめ!
- エジプトの歴史を知りたい!
- ツタンカーメンの黄金のマスクが見たい!
- ゆっくり落ち着いた観光がしたい!
- ガイドをつけて詳しく説明が聞きたいな!
エジプトは「世界三大うざい国」と言われ、道を歩いていると商売で声をかけてくる人が多いのですが、博物館ならゆっくり落ち着いて観光をすることができます。
街歩きに疲れた時にもおすすめですので、カイロ観光の旅程にぜひ組み込んでみてくださいね!
エジプト考古学博物館
エジプト考古学博物館(The Egyptian Museum)は、カイロにある世界最大級の古代エジプト博物館です。
1902年に開館した博物館は12万点以上の古代エジプトの遺物を所蔵しています。
エジプト考古学博物館(The Egyptian Museum)の魅力はなんと言っても本物の「ツタンカーメン」を見ることができます!
入館料の支払いはクレジットカードのみ
エジプト考古学博物館(The Egyptian Museum)の入館料はクレジットカードしか取り扱いがありません。現金は不可ですので、お気をつけください。何人かクレジットカードを持っていない人を見かけました。
エジプトでも使えるクレジットカードはエポスカードがおすすめ。エポスカードのブランドはVISAで、年会費は永年無料です。
入場料と開館時間は公式ホームページにも書かれています。行く前にチェックしてくださいね。
エジプト人とアラブ人
- 大人:EGP30
- 子供:EGP10
外国人
- 大人:EGP450
- 子供:EGP230
エジプトはエジプト人と外国人で入場料が大きく変わります。また、価格が短期的に変わるので最新情報は公式ホームページで確認してくださいね。
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または事前に購入することで、列に並ばずに入館することができます。体験予約サイトのKlookだと送迎付きのプランがあり、館内のガイドをしてくれるツアーがあります。
エジプト考古学博物館はどこに何があるのかとても分かりにくいので、ガイドさんがいると無駄なく楽しめます。
Klook.comKlookでクーポンコード【MISATRIP】を入力すると6%OFFになるお得なコードです。1,000円以上で使えるので使い勝手が良いクーポンです。ぜひご活用ください。
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- 期間:2025年7月1日まで
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館内マップ
館内は1階:年代物展示フロアと2階:副葬品・ミイラ展示のフロアとあります。トイレは1階と2階の間にあります。私は綺麗な方だと思いました。
館内は広く地図に書かれた番号はあちこちに飛んでいるので、数字通りには巡れないです。好きなように見て歩くしかないです。
ガイド付けられている方は安心ですね。
所要時間
有名な展示品を中心にざっと見るには1時間半は必要です。個人的にはゆっくり見たいので2時間以上時間を取れるといいなと思います。
館内は英語で説明書きがありますが、何も書いていない展示物も多いです。なので、ガイドさんがいたらな〜と思う時が多かったです。
事前予習をして、見たいものの場所をある程度把握しておくと効率よく回れると思います。
\私が使っている軽く大容量のスーツケース/
1階:年代別展示
1階は年代別展示のフロアです。入り口で荷物検査をしてすぐ目の前に現れるのがラムセス2世の像です。
ラムセス2世は第19王朝のファラオです。そして、左回りで歩いていくと第4王朝のファラオ、ジェセルの像があります。
世界最古のピラミッドを造らせたジェセル王
ジェセルは史上初のピラミッドを作らせた王です。それまでは方形の王墓でした。
その階段ピラミッドは「サッカラ」にあります。場所はこちら⬇️
等身大の王像としては最古のものとなります。階段ピラミッドで発見されました。目の部分には、水晶と黒曜石がはめ込まれていたそうですが、盗掘にあい、くり抜かれています!
目の部分をよく見てみると、へこんでいる!
王を象徴とするネメス頭巾とつけひげをしており、この像にはホルス名*のネチェリケトの名前が記されています。
第3王朝の王であったジェセルは「神聖な」という意味があります。
*ホルス名:古代エジプトの王は5種類の称号をもっていました。第一王朝成立時代はホルス名だけでしたが、中王国時代には5つの称号が定着しました。ホルス名は王がホルス神の化身であることを示した称号です。ハヤブサの姿が描かれています。
ギザのピラミッドで有名なカフラー王
カフラー王はギザの三大ピラミッドを建造した王の一人で、古王国時代の第4王朝のファラオです。
カフラーはクフ王の息子で、有名な大スフィンクスの顔は彼の顔を模したものであろうとされています。
ギザの3大ピラミッドを「これから見にいくよ!」「見に行ったよ」という方はこの博物館で予習・復習ができますね。
神々の守護
彫像や壁画に表現される王の姿は、儀式や状況に合わせて様々な被り物や装飾を身に着け、神聖な王の威厳をしめしています。
カフラー王の彫像を見てみると「ネメス頭巾」と呼ばれる頭巾を被っています。ホルス神を表すハヤブサが羽を広げて王を守護し、神聖な王の威厳を表現しています。
カフラー王の周りを一周してよく見てみてください!
ハトシェプスト
ハトシェプストは第19王朝の王妃及びファラオでした。共同統治者として、その後ファラオとして合計21年エジプトを支配しました。
古代エジプトで女性がファラオ(王)になったのは、一度だけ、ハトシェプストだけです。
口元から優しい女性らしい表情がわかりますね!
ですが、男性的に表現された像で冠と付け髭は破壊されているんです。ハトシェプストは公の場では男装をしていたとされています。
トトメス2世が早世したとき、後継のトトメス3世はまだ幼かったため、その摂政でハトシェプストが王となりました。
低い身分からも積極的に人材を登用し、そうした官僚たちに支えられ第二中期には途絶えていたプントの交易を復活するなど多くの功績を残したそうです。
アメンエムハト3世
1階にある大きな像はアメンエムハト3世の像です。写真に写っている人間と比べるとその大きさがわかるかと思います。
アメンエムハト3世は、古代エジプト第12王朝のファラオで、紀元前19世紀に統治しました。彼は在位中、多くの建設事業や行政改革を行い、エジプトの繁栄をさらに押し進めました。特に、有名な建築物であるホワラのピラミッドを建設したことで知られています。
また、彼の治世はエジプトの経済や文化が大いに発展した時代とされています。彼の統治は、中央集権的な政府の強化と交易の拡大を通じて、エジプトを安定した豊かな国にしました。
大きな石
この展示品の名前が何かわからないので、説明ができないのですが、大人と同じ大きさの石に文字が描かれています。
ビーズの装飾品
1階奥にはこのようなビーズの装飾品も数多く展示されていました。派手ではありませんがカラフルだなと感じました。
クフ王
1階の部屋番号37にクフ王の小さな小さな像があります。1903年にナイル川中流西岸に位置する古代エジプトの聖地のアビドス(Abydos)で発見されました。最も有名なピラミッドの建造者であるのにクフの数少ない像の一つは約7.5㎝と小さいです。
クフ王はギザに最大のピラミッドを建造しました。古王国の第4王朝時代のファラオです。
1階にはこのような石棺がいくつもあります。この大人が入っていた石棺の横には小さな石棺もあり、子供用のものもありました。
2階:副葬品・ミイラ展示
2階には副葬品やミイラが展示されています。そして、ツタンカーメンのマスクも2階に展示されています。
パピルス
パピルスとは草木の茎の繊維を縦横に重ねて作ったもので、紙(paper)の語源となりました。パピルスはナイル川デルタ地帯のぬかるんだ浅瀬から刈り出され紙の原料として使われました。
エジプトで広く用いられ、神聖文字(ヒエログリフ)が書き記されました。神聖文字とは象形文字の一種で墳墓、石碑、「死者の書」などに用いられました。
ツタンカーメンのマスク
エジプト考古学博物館(The Egyptian Museum)は2階建てで、ツタンカーメンは2階に展示されています。写真撮影が禁止ですので、よく目に焼き付けてきてくださいね!
※特別室以外は館内撮影が可能です!
ツタンカーメンの黄金のマスクの歴史
1922年、ハワード・カーターによって発見されたツタンカーメンの黄金のマスク
ガラスの花瓶
人がいない展示室でしたが、私はここで展示されていたガラスの花瓶が綺麗だなと見ていました。
エジプトとメソポタミアで紀元前5に生産されたガラスです。この「紀元前5世紀」のとことろ「50」と書かれたいたのですが、黒く塗りつぶされているのもエジプトらしくて面白いですよね。
花瓶以外にもお水やワインなどを入れていたのかなと想像が膨らみます。
説明書きによるとグラスは贅沢品で、高いオイルや香水、薬が入れられていたそうです。
棺がたくさん展示されています
なんと2階にはたくさんの棺を見ることができます。博物館なので厳重に保管されているかと思いきや結構適当に置いてあって、それが面白かったです。
棺によって遺体を保護するという考えは先王朝時代に始まりました。最初は、獣の皮のマットや植物の籠を使っていましたが、ピラミッドが造営された古王国時代には木の板で作られる箱型や石棺になりました。
売店やレストラン
最後に売店を抜けるとレストラン&カフェもあります。博物館の中をたくさん歩いて疲れたあとはここでゆっくりできます。
まとめ
本物のツタンカーメンのマスクが見られるエジプト考古学博物館についてまとめました。入館料が約1000円とお手頃価格なので、ガイドさんをつけて詳しくじっくり見て回るのがおすすめです。
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